日本における胃がんは、がんの中でも第1位です。 日本では、1年間に12万人ほどが、胃がんを発生しています。 しかし、胃がんは、死亡者数では第1位でありません。 胃がんは、完治できる可能性のある病気なのです。 ですから、胃がんを早期発見して治療することが大切です。 胃の内部は、粘膜で覆われています。 そして、胃の内側から「粘膜」「粘膜下層」「筋層」「しょう膜」の4層から成る胃壁となっています。 がん...
胃がんの治療は、手術が基本となります。 しかし、胃の全体、胃の一部、胃の周りにあるリンパ節なども一緒に切除する手術です。 がんが胃の粘膜でとどまっているような状態であれば、内視鏡を使った治療ができる場合もあります。 内視鏡治療ができる胃がんの条件としては、「がんが粘膜にとどまっている状態」「がんの大きさが2cm以下の状態」「がんの中に潰瘍がない、潰瘍の治った痕がない状態」「がんが分化型の状態」です...
胃がんの手術は、開腹手術が基本です。 胃がんの一部の早期がんの場合は、開腹手術ではなく、腹腔鏡手術が行われることもあります。 胃がんの手術は、次の2種類の方法が主に行われます。 ●胃の3分の2を切除する「幽門側胃切除術」● 胃の下部にがんがある場合に行われます。 がんの部分から、3cmから5cmほど胃の入口「噴門」寄りのところから、胃の出口「幽門」までを切除します。 他にがんが転移している可能性が...
胃のがんが、胃の上部にある場合、胃を全部切除します。 胃全部とがんが転移している可能性があるリンパ節も一緒に切除します。 胃を切除したら、小腸を引き上げるようにして、食道とつなぎます。 そして、十二指腸へと分泌される膵液などが小腸に流れるように小腸と十二指腸をつなぎます。 その場合、なぜ、胃の下部を残す方法をしないのかというと理由があります。 胃の入口「噴門」では、胃の中の物が食道へと逆流しないよ...
胃がんの手術を受けた後は、原則としては手術前と同様に食べることができます。 しかし、胃が小さくなったり、胃がなかったりするので、一度にたくさん食べることはできなくなります。 そのため、食事を工夫する必要があります。 また、胃がんの手術を受けたことによる合併症が起こることもあります。 主な合併症は、次のような症状です。 ●腹部にうみがたまります。 胃や腸をつないでもきちんとくっつかずに消化液が腹部に...